今から約40年前、大阪の天王寺駅からチンチン電車に乗って通学する3年間の高校生活を過ごした。それ以来天王寺界隈には縁が無かったが、先日大阪商工会議所主催の「EX-Cross」というイベントが開催され、「トイレトレーラー」が展示されることになり、開催地の天王寺公園を訪れる機会を得た。

その昔の天王寺公園、天王寺動物園辺りはホームレスの棲家や溜まり場であり、近寄り難い場所であり、怖くて立ち入ることは一切出来なかったが、数十年が経過し、子供でも安心して遊びに来られる場所として驚くべき変貌を遂げていた。

東大阪出身の司馬遼太郎のファンであり、学生時代には彼の一連の歴史小説を読破した。当時いつかは大阪冬の陣で徳川家康が、夏の陣では真田幸村が本陣を置いた天王寺公園近くの激戦の舞台である「茶臼山」、特には真田幸村終焉の地であるその北方の「安居天神(神社)」を訪れてみたいと思っていたが、遂に夢が叶い（笑）、今回ついでに足を伸ばして辺り一帯を散策することが出来、往事を偲ぶことが出来た。

天王寺公園から茶臼山周辺にかけても歩道やトイレなども綺麗に整備されており、同様に多くの歴史ファンが訪れていた。
皆さんも一度、食い倒れの大阪、「じゃりン子チエ」の通天閣そばの天王寺を訪れ、真田幸村の銅像に触れてみてはいかがでしょうか？！